漕ぐしかないぜよ

人生漕ぐしかないぜよ

シクロクロス全日本選手権 U23

12/11に開催されたシクロクロス全日本選手権U23に参加してきました。


人生初となる野辺山でのレース、人生2度目の全日本選手権、不安と緊張と楽しみなど色々な感情が混ざり合った状態でのレースとなりました。


前日にあたるさんと会場に入り、一面の銀世界にどんなコンディションなのか不安になりながら前日の試走へ。試走はPAXの方と一緒にさせて頂き盗めるものは盗む心意気で後ろに付かせて頂きます。

前日の試走を終えて宿へ。あたるさんにマッサージして頂いたり宿の体育館で遊んだりして就寝、明日に備えます。

f:id:roadsanpei:20171212215838j:plain


当日は8時過ぎに会場入り、当日のコンディションを見る為に試走を3周してアップを開始します。


アップも終了したところでいざ決戦へ


ゼッケンは8番1列目の左端、前日に心配していた舗装路の凍結も運営の方によって無くなり安心してスタートを迎える事が出来ました。


定刻通りスタート


スタート後の第1コーナーは5番目で入るとそのままフィニッシュゲートのある芝区間へ、雪が溶けてきており芝が顔を出して走りやすくなってきている印象を受けました。芝区間を抜けて舗装路の登りへ。自分の得意とする部分のここで順位を上げようとしますがイマイチ力が入らず逆に順位を下げてしまいます。


ジープロードは順位変わらず舗装路の大回りへ、ここでも思うように踏めず更に順位順位を落としてしまい、最後尾へ。

溝の手前の芝区間で前を行く選手が転倒して順位を一つ上げます。

溝は初めから下車でクリアする事を決めていたので下車でクリアします。


前にいるパックを追いますが中々差は縮まらず、2周目に入ります。f:id:roadsanpei:20171212224906j:plain

しかし焦りと溶けてぬかるんできた路面の変化に気づかずフィニッシュゲートを越えた右コーナーで転倒してしまいます。すぐに立て直してスタートするものの、更に焦ってしまいジープロードの入り口でも転倒。

この時に前との差が開いてしまうだけでなくハンドルが破損した選手にも抜かされてしまいます。追い上げよう追いつこうとするも、転倒した事に対し怖気付いてしまい追い上げるばかりか逆に話される展開に。

f:id:roadsanpei:20171212224754j:plain

足切りを気にしつつもそのまま周回数をこなして行き最終周回に滑り込みます。

最終周回のベル?を聞いたときに完走できるのだなと思いつつもまだレースは終わってないので踏んで行きます。

そしてラスト1周を終えて全日本選手権を終えました。

f:id:roadsanpei:20171212224810j:plain


1年ぶり2度目の全日本選手権は完走こそできたものの成績はまだまだだなと感じました。舗装路での踏み負け、変化する路面への対応能力、コーナーの処理など上げればキリがありません。しかし、去年は-3lapで完走すらできなかった全日本選手権を完走できるまで力がついたのは素直に嬉しかったです。

去年の全日本選手権が終わってからやってきた練習や夏場に始めたクロスカントリーなど無駄な事はなかったのだなと。

そして、完走からがスタートラインだと思ってます。記録に残る土俵に立った今、ここから更に上の順位を狙っていかなければなりません。これから全日本選手権へ向けての長い準備期間が始まるのです。

ふらっと入ったクロスの世界はとても楽しくて充実しています。これからも楽しみながら競技をガチでやって行きたいと思います。


最後にクロスはチームスポーツだとよく言われているのですが、今回はそれを強く感じました。それはレース中だけでなくレース外でも。今までの一人で輪行で参戦していた時には考えられない充実した環境がチームスタッフの方、チームメイトの方により提供されています。それを恩返しをできるのは今の段階では結果で示す事しか出来ません。今の環境に感謝をしつつ結果を残せる様に努力して行きたいと思います。


応援、サポート本当にありがとうございました!!


山中集平